季節のおすすめ!
旬なフルーツ

Seasonal recommendation

水信オンラインショップの取り扱い商品の中でも特にこの季節におすすめしたい、とっておきの逸品をご紹介します!

りんごが赤く色づき始める、この季節。最近は海外も含めさまざまな産地から新しい品種のりんごが登場してきて、りんごも一年を通して出回っていますが、何といっても旬の瑞々しいりんごの美味しさには敵いません!
水信バイヤーが今季まずおすすめしたいのは、山形・東根地区の「葉取らずサンふじりんご」です。

「サンふじ」と「ふじ」は
違うりんごなの?

りんごの品種としてまず思い浮かぶ「ふじ」。品種別生産量で他品種に圧倒的な差をつけてトップを独走する、りんごの王様です。じつは日本のみならず、2001年には世界のりんご品種別生産量で1位になった、世界中からその美味しさを認められる品種になりました。
品種としての歴史も古く、1962年に品種登録されている「ふじ」ですが、最近は特に「サンふじ」という名称のりんごを、多く見かけるのではないかと思います。
「サンふじ」は「ふじ」と別品種?と思われている方もいらっしゃるかも知れませんが、同じふじりんごです。
同じ品種のりんごを、実に袋をかけて栽培したものが「有袋ふじ(ふじ)」、袋をかけずに育てたものが「無袋ふじ(サンふじ)」という名前で呼ばれています。

もともと、「ふじ」は実の小さいうちに袋をかけて育て、秋に袋をとって陽に当てることで鮮やかに赤く色づいた美しいりんごになります。有袋りんごは日持ちが良く、病害虫から守れるというメリットもあります。

これに対し、袋をかけずに陽をたくさん浴びて育ったのが無袋りんごで、太陽のSUN (サン)をつけた「サンふじ」として販売されています。有袋に比べて糖度が高く、蜜が入りやすい特徴がありますが、見た目に色ムラが出やすく害虫に弱いのが難点です。
最近は、見た目より味重視の傾向が強まり、サンふじの栽培が広く行われるようになっています。

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“葉取らず”りんごが
美味しくなる理由

りんごの甘さは、葉で作られたデンプンが果実に蓄えられて糖になることで作られます。つまり、葉はりんごの美味しさを作る大切な工場の様な役割をしているんですね。

もともと、日光をたっぷり浴びることで甘くなる「サンふじ」ですが、収穫が近づくタイミングで太陽光をしっかり浴びさせるために、実の周りの葉っぱを中心に摘みとって日あたりを確保する「葉摘み」を行います。

この葉摘みを行わずに育てたものが「葉取らず」りんごです。葉取らずは葉からの養分がさらに行き渡って甘~くなりますが、りんごが葉の陰になった部分は赤く色づかずムラがでます。
葉取らずで栽培する事で、りんご果皮の色周りは若干薄くなり見た目は落ちますが、それこそが自然の恵みをたくさん浴びた証。糖度が高いのはもちろん、とってもジューシーでフレッシュな味わいのりんごになります!

果物王国・山形で育った
とっておきのサンふじりんご

山形県の東根地区は、さくらんぼの一大産地として有名な場所ですが、他にもさまざまな果樹を生産している地域。盆地という地形がもたらす温暖差の大きな気候が、りんごの栽培にも最適なことから、甘みたっぷりでほどよい酸味のある、ジューシーな「サンふじ」が育つのです。

今季の「サンふじ」は、東根の植松さんのもの。
植松さんのサンふじは、葉取らずに加えて樹上での熟成を行い、旨味を上げています。そのため、果肉がほかで出回るりんごより、黄色みがかっている、樹上熟成ならではの特長があります。

横浜水信ではバイヤーが10月初めに山形の植松さんの畑まで出向き、今年の「葉とらずサンふじりんご」の品質を確認してきました。
今年のりんごもバイヤー太鼓判の出来!
訪問した時期はまだ色づきが始まったばかりでしたが、徐々に色づきながら甘みをたっぷり蓄えた葉取らずの「サンふじ」の出荷が、いよいよ始まります。
植松さんのりんごは、旨味を最大限に引き出すべく、いままさに“熟成中”。バイヤーも到着を待ちわびているところで、11/24あたりから入荷してくる予定です。

味重視で美味しさを追求してうまれた、植松さんの「葉取らずサンふじりんご」。
旬のりんごの最高の味わいを、ぜひご賞味ください!

¥4,320   (税込)