「りんご」についての基本情報から、ちょっとためになる雑学まで、
りんごをより美味しく楽しく味わっていただくためのさまざまな情報をお届けします。

横浜水信バイヤーが自信をもっておすすめするりんごの逸品をご案内いたします。

横浜水信で取り扱いのあるりんごの出回り時期と、いちばん美味しい旬の時期をカレンダーでご案内します。
(天気等の条件により、時期は前後する場合があります)

Basic Information

「りんご」の基本情報

りんごの分類、産地と生産量、
品種情報など、
基本情報をまとめました。

「りんご」とは〜植物上の分類

りんごは、バラ科バラ亜科スモモ属に分類される、落葉高木の果樹です。果実の形は球形または円筒形で、色は赤、黄、緑などがあります。果肉は白色または淡黄色で、甘酸っぱい味わいが特徴です。
りんごの原産地は、中央アジア地方などの寒冷地と考えられています。現在は、世界各地で栽培されており、主な産地は、アメリカ、中国、ロシア、日本などです。
りんごが日本に伝来したのは、平安時代頃と考えられています。当初は、中国から伝来した酸味の強い小型の品種が栽培されていましたが、江戸時代には、ヨーロッパから導入された甘みと酸味のバランスのよい品種が栽培されるようになりました。

産地と生産量

日本のりんごの生産量の上位5ヶ所です。上位5カ所の都道府県で、全国のりんご生産量の約97%を占めています。
青森県は、全国で最も生産量が多く、約63%を占めています。長野県は、青森県に次いで2番目に生産量が多く、約19%を占めています。岩手県、山形県、福島県は、いずれも約6%の生産量を占めています。

国内生産量

順位 都道府県 収穫量(t) シェア(%)
1位 青森県 439,000 62.8
2位 長野県 132,600 18.6
3位 岩手県 47,900 6.4
4位 山形県 41,200 5.5
5位 福島県 18,600 2.6

農林水産省「令和4年産りんごの結果樹面積、収穫量及び出荷量」より

日本のりんごのおもな品種と味わいの特徴

ふじ:甘みと酸味のバランスがよく、食べやすいのが特徴です。全国で栽培され、最も生産量が多い品種です。
つがる:酸味が少なく、柔らかめの食感です。青森県で多く栽培されています。
王林:果皮が黄緑色で、酸味が少なく甘味が強いのが特徴。シャキシャキとした食感です。
ジョナゴールド:甘みと酸味のバランスがよく、ジューシーな味わいで、果肉はやや硬めです。
秋映:甘みと酸味のバランスがよく、果汁がたっぷりで濃厚な味わいが特徴。果肉はやや硬めでシャキシャキした食感です。
シナノゴールド:長野県で主に栽培されており、甘みが強く、濃厚な味わいが特徴です。
ブラムリー:イギリス原産の、酸味が強くシャキシャキとした食感が特徴の調理用りんごです。
紅玉:酸味が強くシャキシャキした食感で、調理用りんごとしてよく使われます。近年、海外でも人気が高まっています。

りんごの旬

りんごの旬の時期は、一般的に秋から冬にかけての10月から2月頃です。
収穫時期によって、大きく「極早生種」「早生種」「中生種」「晩生種」の4つに分けられます。

極早生種:8月上旬から9月中旬
ジョナゴールド、シナノゴールド、スターキング
早生種:9月上旬から下旬
ふじ、シナノレッド、サンふじ、あかつき
中生種:9月下旬から10月
つがる、王林、紅玉、ジョナゴールド
晩生種:11月上旬から2月
シナノスイート、シナノゴールド、サンふじ、あかつき

出始めは甘みや酸味が少ないものが多く、最盛期は甘みと酸味のバランスがよく、晩期は甘みが増したものが多い傾向があります。また、りんごは貯蔵性が高く、旬の時期以外にも、一年中市場に出回っているフルーツです。

栄養価と効能

りんごには、ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進したり、抗酸化作用により老化を防いだりする働きがあります。カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防に効果的です。食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあり、便秘の解消やコレステロール値の低下にもつながるとされています。
また、りんごの皮には、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは、抗酸化作用や、がんや心臓病などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
りんごは手軽に食べられるので、毎日の食生活に取り入れて、健康維持に役立てたいフルーツです。

Useful Information

「りんご」のお役立ち情報

りんごをより美味しく
味わっていただくための
基本情報をまとめました。

おいしいりんごの選び方

りんごは基本的に下記のポイントをチェックして見分けましょう。

  • 果皮全体がよく色づいて、張りとツヤのあるもの。
  • お尻が丸みを帯びているもの、オレンジ色や黄色のものは、甘い蜜入りが多い傾向があります。
  • 大きすぎず中玉から小玉で、手に持って、ずっしりと重みのあるもの。
  • ツルが太く、ツル元がくぼんでいるもの。
  • 表面に凹凸や、黒い斑点がなく、触って柔らかくないもの。

りんごは品種によって、甘みや酸味、食感などが異なるため、好みに合わせて選ぶことも大切です。

食べ頃と食べ方

りんごの食べごろは品種によって異なりますが、一般的には、果皮全体が色づいてツヤがあり、香りがよく、弾力があるものが食べごろです。
りんごは生でそのまま食べられます。皮ごと食べることで、ポリフェノールなどの栄養素を摂取できますが、日本では皮を剥いて食べるのが一般的です。
皮を剥く場合は、包丁の刃先を皮に当て、りんごを回しながら剥くと、皮を薄く剥くことができます。先にくし切りにカットすれば皮が剥きやすく、皮の苦味や渋みが苦手なら、厚めに剥くことができます。
また、りんごの果肉は空気に触れると酸化で茶色く変色します。りんごの変色を防ぐには、切った後すぐに、レモン汁や酢水、塩水などにつけるのが効果的です。また、味を変えたくない場合は、りんごにほんのり甘味が増す砂糖水でも効果があります。

保存方法

りんごは、常温保存する場合は、直射日光が当たらない、風通しのよい冷暗所で保存します。その際、1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包むと、乾燥を防ぐことができます。気温が18℃以上になると傷みやすくなるので、温かい季節や、冬場は暖房の効いた部屋での保存は避けてください。
りんごは、エチレンガスを多く発するため、他の果物や野菜と一緒に保存すると、それらの果物や野菜の熟成を促進し、傷みを早めてしまう可能性がありますので、注意しましょう。
冷蔵保存する場合は、野菜室で保存します。常温の際と同じく、新聞紙やキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れると、水分の蒸発を防ぐことができます。
冷凍保存する場合は、りんごをよく洗い芯や皮を除いて、くし切りなど使いやすい大きさにします。いくつかまとめてラップで包んでから、冷凍用保存袋に入れ、金属製のバットにのせて冷凍庫に入れます。
その他、加熱調理して、コンポートやジャムなどにするのも、保存可能で長く楽しめるのでおすすめです。

りんごのレシピ〜美味しいアレンジ

加熱して、ジャムやソースに

りんごを加熱して作るソースや、煮詰めて作るジャムは、パンやヨーグルトに塗って食べたり、お菓子作りに使ったりと、いろいろな用途に使うことができます。ヨーグルトやアイスクリームにかけるだけで、簡単にデザートが作れます。

ジュースやスムージーに

りんごは、爽やかな酸味と甘みが、スムージーやジュースにぴったりです。皮ごと使えば、ポリフェーノールも摂取できます。手軽においしく、りんごの栄養をまるごといただきましょう。

スイーツに

りんごは、お菓子に使うフルーツの定番。アップルパイから、パウンドケーキ、チーズケーキなど、主に焼き菓子で、いろいなアレンジができます。カットしたりんごにお砂糖をかけてフライパンでソテーし、アイスを添えるだけで、簡単におしゃれなデザートとして楽しめます。

お料理に

甘酸っぱいりんごは、豚肉や鶏肉とも相性抜群です。お肉と一緒にソテーすれば、さっぱり味わえるおかずになります。
生のまま千切りにして、サラダや酢の物としても、美味しくいただけます。

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「りんご」コラム

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