「マンゴー」についての基本情報から、ちょっとためになる雑学まで、
マンゴーをより美味しく楽しく味わっていただくためのさまざまな情報をお届けします。
横浜水信バイヤーが自信をもっておすすめするマンゴーの逸品をご案内いたします。
横浜水信で取り扱いのあるマンゴーの出回り時期と、いちばん美味しい旬の時期をカレンダーでご案内します。
(天気等の条件により、時期は前後する場合があります)
Basic Information
「マンゴー」の基本情報
マンゴーの分類、産地と生産量、
品種情報など、
基本情報をまとめました。
「マンゴー」とは〜植物上の分類
マンゴーはムクロジ目ウルシ科マンゴー属の果樹で、紀元前からインドで栽培が始まったとされています。非常に種類が多く、現在栽培されているもので500以上の品種があり、インド・メキシコ・フィリピン・タイ・オーストラリア・台湾が主な産地になっています。
日本では輸入品がメインでしたが、ハウス栽培により生産量が増加して、2000年頃から品質の高い国産のマンゴーが安定して流通するようになりました。
産地と生産量
日本のマンゴーの生産量と輸入先の上位3ヶ所です。日本の産地の1位は沖縄県、2位が宮崎県で、2県で全体の8割以上のシェアがあります。輸入先では、メキシコ・ペルーの中南米が多く、アジア圏からが続きます。
(2021年 農林水産省 作物統計調査より)
国内生産量
順位 | 都道府県 |
---|---|
1位 | 沖縄県 |
2位 | 宮崎県 |
3位 | 鹿児島県 |
(農林水産省統計より)
輸入量
順位 | 国名 |
---|---|
1位 | メキシコ |
2位 | ペルー |
3位 | タイ |
(財務省統計より)
マンゴーのおもな品種
国産のマンゴーは、ほとんどがアーウィン種(アップルマンゴー)で、皮がりんごのように赤く色づくのが特徴です。宮崎の「太陽のタマゴ」はアーウィン種の中でも糖度や色かたちの基準を満たした高級ブランドとして有名です。
国産ではその他に、沖縄などで栽培されているキーツ種があります。完熟しても果皮が緑色のままで、大玉で甘味が強くなめらかな食味が特徴です。
輸入マンゴーは、皮が赤く色づくアップルマンゴーの仲間で濃厚な甘さと香りのあるメキシコのケント種、ヘイデン種、トミーアトキンス種などがあります。アジア産では、フィリピンのペリカンマンゴーと呼ばれるカラバオ種、タイのナンドクマイ種など、適度な酸味がありお手頃な価格のものが主流です。
マンゴーの旬
国産マンゴーが出回るのは、おもに5月〜8月。国産の主な産地である宮崎産はやや早く出荷が始まり、続けて沖縄産が出荷されてきます。全体のピークは7月頃になります。
輸入のマンゴーは国産より早い3〜5月が旬の時期。南半球のオーストラリアなどからの輸入は逆に冬の時期に多くなります。日本では夏のイメージのあるマンゴーですが、世界のいろいろな場所で栽培されているため、一年を通して味わうことができるフルーツです。
味わいの特徴
マンゴーには様々な品種がありますが、いずれも果汁が多くなめらかな果肉で、濃厚な甘味と香りが特徴です。
国産マンゴーの代表アーウィン種は、果肉がオレンジ色でほどよい酸味があり、マンゴーの中でも特に濃厚な味わいです。また、メキシコなどから輸入されるケント種も同じように濃厚な香りと甘味が特徴です。輸入品は完熟出荷ができないため、国産の方が品質は高くなります。
アジア産では、ペリカンマンゴーと呼ばれる細長い形のカラバオ種やナンドクマイ種が主流で、甘味と酸味のある濃厚な味わい。実の大きさが小さめで、値段も手頃です。
栄養価と効能
マンゴーは、βカロテン(体内でビタミンAにかわる)、葉酸、カリウム、ビタミンC、食物繊維など、栄養を豊富に含んだフルーツです。特に熟すほどβカロテンが多くなり、ビタミンAの抗酸化作用による美容効果も期待できます。さらに消化を助ける成分である消化酵素も少しですが含まれています。
また、 ウルシ科の植物であることから、人によってかゆみやかぶれを起こすこともあるので、アレルギーのある方は注意が必要です。
Useful Information
「マンゴー」のお役立ち情報
マンゴーをより美味しく
味わっていただくための
基本情報をまとめました。
おいしいマンゴーの選び方
アップルマンゴー(国産)の場合
- 皮が赤く色づいていて、ツヤとハリがある。
- 触ると少し弾力があり、やわらすぎない。
- 黒い斑点のないもの。
フィリピン・タイ産のマンゴーの場合
- 皮の黄色が鮮やかで、茶色くなっていないもの。
- 触るとハリがあり、シワのないもの。
食べ頃と食べ方
完熟していないマンゴーは、常温に置いて追熟します。弾力やツヤが出てよい香りがすれば食べごろです。食べる時は、直前に冷蔵庫で冷やすようにしましょう。また、黒い斑点の出ているものは痛みやすいので、すぐに食べ切るか冷凍保存したほうがよいでしょう。
マンゴーには、真ん中に平べったくて大きな種があります。カットする場合は、種に沿って魚の三枚おろしのような要領で切ります。切り分ける場合は、皮を剥いてスライスや角切りにします。
マンゴーのカットでよく見かけるのが、花が開いたように果肉をカットする「花切り」。種を除いた実を皮付きのまま縦横に切り目を入れ、身を開くように皮の中央を押し上げると、花のように実が開きます。見た目に華やかで食べやすいカットです。また、種をとった身を皮付きのままスプーンですくっても手軽で美味しくいただけます。
保存方法
冷蔵庫での保存する場合の注意
熟しているものは冷蔵保存できますが、7度以下で保存すると低温障害で味が落ちるため、野菜室などで保存しましょう。
冷凍して保存
冷凍で保存することができます。皮と種を除いてカットして凍らせれば、そのままシャーベットのように美味しくいただけます。また、加熱してフルーツソースにすると、お菓子やデザートに利用できます。
その他、マンゴーは保存のきくドライフルーツの加工品もあります。
マンゴーのレシピ〜美味しいアレンジ
新鮮な完熟マンゴーは生のカットが一番のおすすめですが、生のまま加工したり、加熱したりもでき、スイーツやお料理でもさまざまなアレンジを楽しめるフルーツです。
ドリンク
生のマンゴーをミキサーにかけて濃厚なネクターに。凍らせたマンゴーを使えば、夏にぴったりのトロピカルなスムージーが楽しめます。
マンゴーを使ったアジアンスイーツ
最近、夏のスイーツとして大人気なのが、マンゴーのかき氷。またマンゴースイーツの定番といえば、マンゴープリンです。アジア発祥のマンゴースイーツは、ピューレの缶詰などを使って、自宅でも手軽に作って楽しめます。
フルーツソース
刻んだものを加熱して作るソースも、いろんな楽しみ方ができておすすめです。アイスクリームにかけてデザートに、クレープやワッフルなどのソースとして。かけるだけでトロピカルな味わいのスイーツが出来上がります。
お料理に
サラダに入れてエスニック風に、生ハムを巻いて前菜に、刻んでソースとして魚やお肉に合わせるなど、お料理の素材としても、いろんなアイディアで使えるフルーツです。
その他、マンゴーはドライフルーツで季節を問わず楽しめます。砂糖をつかっていないヘルシーなものもあり、おやつとして、ヨーグルトやシリアルと一緒に朝食にもおすすめです。
Mango column
「マンゴー」コラム
マンゴーに関する雑学や、
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