「スイカ」についての基本情報から、ちょっとためになる雑学まで、
スイカをより美味しく楽しく味わっていただくためのさまざまな情報をお届けします。

横浜水信バイヤーが自信をもっておすすめするスイカの逸品をご案内いたします。

横浜水信で取り扱いのあるスイカの出回り時期と、いちばん美味しい旬の時期をカレンダーでご案内します。
(天気等の条件により、時期は前後する場合があります)

スイカ 横浜水信

Basic Information

「スイカ」の基本情報

スイカの分類、産地と生産量、
品種情報など、
基本情報をまとめました。

「スイカ」とは〜植物上の分類

スイカはウリ科スイカ属のつる性の一年草で、アフリカ原産の植物です。紀元前からすでにアフリカ各地で栽培され、中央アジアを経て中国に伝わりました。日本には平安時代の頃に中国から渡来したと言われています。
日本で一般に広がったのは江戸時代で、さまざまな品種を経て今の赤いスイカが定着、夏に欠かせないフルーツになりました。

産地と生産量

日本のスイカの生産量の上位5ヶ所です。日本国内で最もスイカの収穫量が多いのは熊本県で、15%以上のシェアがあります。熊本県は、温暖な気候と水はけのよい土壌がスイカ栽培に適していることから、古くからスイカの名産地として知られています。また2位の千葉県、3位の山形県もシェア10%以上の大産地になっています。

国内生産量

順位 都道府県 収穫量 比率
1位 熊本県 49,300t 15.43%
2位 千葉県 37,500t 11.73%
3位 山形県 32,200t 10.08%
4位 新潟県 17,800t 5.57%
5位 愛知県 16,700t 5.23%

2021年 農林水産省 作物統計調査より

スイカのおもな品種

スイカで最もポピュラーなのは、皮が緑色と黒の縦縞模様で中の実が赤い、大玉のスイカです。最近特に多く出回るようになったのは、小玉のスイカ。味は大玉と変わりませんが、小ぶりなので冷蔵庫に入れやすく、皮の白い部分が薄くて捨てる部分が少ないのも特徴です。
また、中の身の色が黄色やオレンジのスイカ、皮の色が黄色や黒、グリーンの品種もあります。
形状も、球形のほか、ラグビーボール形や、特に変わったものとして四角形のスイカなどもあります。四角形のものは食用ではなく、観賞用として栽培され、ディスプレイなどに使われています。

スイカの旬

スイカといえば、夏。出荷の始まりは4月頃からですが、最盛期は6月〜8月の暑い時期になります。
小玉スイカやハウスのものから早めに出荷が始まり、大玉の露地のものが7月ごろに収穫のピークを迎えます。

味わいの特徴

みずみずしくシャリシャリした歯触りのよい食感と、多汁で甘いけれどさっぱりした味わいがスイカの特徴です。酸味はなく、冷やして食べると食欲のわかない猛暑の時期にも美味しくいただけます。水分もたっぷりなので喉の渇きが癒され、まさに夏にぴったりの味わいのフルーツです。

栄養価と効能

スイカの主な成分は水分と甘みの元である果糖(フルクトース)です。カリウムも多く含まれ、むくみや利尿作用、血圧の上昇をおさえる働きがあると言われています。また、シトルリンという血流改善に効果があるといわれる注目の成分も含んでいます。
果肉の色別では、赤いスイカの色素にはβカロテンとリコピンが、黄色いスイカにはキサントフィルという抗酸化作用を持つ成分が含まれています。

Useful Information

「スイカ」のお役立ち情報

スイカをより美味しく
味わっていただくための
基本情報をまとめました。

おいしいスイカの選び方

一般的な大玉スイカの選び方

  • 皮の縞模様がくっきりしている
  • すっしり重みがある
  • ツルがしなびていない
  • ツルのまわりが凹んでいる
  • お尻のへそが小さすぎ(未熟)たり大きすぎ(熟しすぎ)たりしていない

※叩いた音で見分ける方法が知られていますが、聞き分けるコツが必要なため、お店の方などに聞きわけてもらうのをおすすめします。

食べ頃と食べ方

スイカは収穫した後は追熟しないため、買ったらすぐに食べましょう。新鮮なほど美味しくいただけます。日にちがたつと劣化して味が落ちるので、気をつけましょう。
大きなスイカのカットは、まずくし切りにしてから、小さくスライスすることが多いと思います。最近多い小玉サイズなら、おすすめなのは、横半分に切って、真ん中から放射状に切り分けるやり方です。ムラなく均等な味で切り分けることができます。
また、昔は「スイカには塩」が定番でしたが、最近のスイカはとても甘いので、塩をふって甘味を引き出すという食べ方はあまり見かけなくなりました。かわりにオススメなのは「レモン」。酸味のないスイカにレモン汁をかけると、爽やかな風味とともにコクのある美味しさになります。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?

保存方法

カットしていないものは、風通しの良い冷暗所で保存します。
カットしたものは、冷蔵庫で保存します。痛みが早いため、できるだけ早く食べましょう。
冷凍保存もできますが、シャキシャキした食感が失われてしまうため、スムージーやシャーベットのような食べ方で使うのがおすすめです。種を取り除き、皮を除いてカットした状態で保存袋に入れて冷凍すると使いやすいでしょう。

スイカのレシピ〜美味しいアレンジ

大玉のスイカは、美味しいけれど食べきれない、ということも多いはず。ここでは美味しい食べ方だけでなく、使い切りレシピも紹介します。

デザート

カットフルーツとしてそのまま食べるだけでなく、皮を器にしてフルーツカクテルを作るのもおすすめです。華やかで夏らしい見た目は、パーティーやバーベキューなど人の集まるイベントのおもてなしにもぴったりです。

ドリンク

スイカのドリンクも、旬ならではの飲み物。レモンなどで少し酸味を加えると、より美味しくなります。また、凍らせたスイカで作るスムージーも、暑い夏に味わいたいドリンクです。

スイカの使い切りレシピ

「西瓜糖」をご存知ですか? スイカの果汁を煮詰めた健康食品で、昔から喉の痛みや咳止めなど、風邪に効くとして民間療法でも使われてきました。最近はスイカに含まれるシトルリンなどの成分が利尿やむくみ改善効果がありダイエットにも良いとして、注目されているそうです。
作り方は簡単で、果肉を切ってミキサーにかけ漉してジュースにしたら、火にかけて煮詰めます。赤い色素が分離して浮いてくるので、アクを取るように取り除いていき、ハチミツぐらいのとろみになれば完成です(アクを除かなくても作れます)。
そのままスプーンですくって食べたり、ジャムのようにパンやヨーグルトに合わせたりして楽しめます。瓶で密閉保存すれば、冷蔵庫で半年ほど保存ができますので、たくさんのスイカを使い切りたい時におすすめのレシピです。

お料理に

スイカはクセがないので、いろいろな素材にあわせても邪魔することがありません。夏なら、食感を生かしたサラダや、トマトと一緒にミキサーにかけ冷たいガスパチョ風スープにしても美味しくいただけます。
また、皮の白い部分は、漬物にしたり、冬瓜のようにスープでたりして、お料理にアレンジできます。ぜひ、皮の部分まで美味しく食べ切りましょう。

Watermelon column

「スイカ」コラム

スイカに関する雑学や、
最新情報をお伝えします。

― ただいま準備中です ―