「苺」についての基本情報から、ちょっとためになる雑学まで、
イチゴをより美味しく楽しく味わっていただくためのさまざまな情報をお届けします。
横浜水信バイヤーが自信をもっておすすめする苺の逸品をご購入いただけます。
Basic Information
「苺(いちご)」の基本情報
苺の分類、産地と生産量、品種情報など、
基本情報をまとめました。
苺とは〜植物上の分類
日本の苺(いちご)は、植物学では「バラ科イチゴ属」に分類される多年草で、オランダイチゴ属の栽培種です。
明治時代から広く日本国内各地で生産されるようになり、1800年代になって一般市民に普及しはじめ、1963年に農林水産統計表の品目に初めて掲載されました。
産地と生産量
日本の苺の生産での上位5ヶ所と収穫量です。(2020年 農林水産省 作物統計調査より)
順位 | 都道府県 | 収穫量 | 割合(シェア) |
---|---|---|---|
1位 | 栃木県 | 2万2,700トン | 14.26% |
2位 | 福岡県 | 1万6,400トン | 10.3% |
3位 | 熊本県 | 1万2,200トン | 7.66% |
4位 | 長崎県 | 1万500トン | 6.6% |
5位 | 愛知県 | 1万400トン | 6.53% |
苺のおもな品種
日本の苺の品種は農林水産省に登録されているもので300種以上もあますが、日本各地で品種改良が重ねられ毎年続々と新品種が増えています。
誰もが知っている有名な品種といえば、福岡県の「あまおう」、栃木県の「とちおとめ」、静岡県の「紅ほっぺ」が代表的な3品種。そのほか、人気の品種として静岡県の「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ」、群馬県の「やよいひめ」、三重県の「かおり野」、佐賀・長崎県の「おいCベリー」、栃木県の「スカイベリー」などがあります。
新品種が続々と誕生していくため、美味しい苺、個性的な苺もどんどん増えていて、人気の品種も年毎に移り変わっています。
苺の旬
苺は春に収穫できる果物です。かつては露地栽培が主流で旬の時期は春だけでしたが、温室栽培技術の発達で今では12月〜6月にわたって旬の苺が味わえるようになりました。いまでは冬に多く出荷され、本来の最盛期の4〜5月は出荷の終盤というイメージに変わってきています。
また、1年を通して需要があるため、夏から秋にも実のなる夏イチゴ(四季成り苺)も栽培されています。
味わいの特徴
苺の特徴は、甘酸っぱくジューシーで香りが豊かなところです。
また、品種によって味わいは大きく変わります。例えば、紅ほっぺは香りもよく甘味と酸味のバランスがとれた濃厚な味わいで、章姫は酸味が少なく、まろやかな風味が特徴です。
このように、日本の苺は品種によって味や香りが異なり、多様性に富んでいます。
栄養価と効能
苺には、ビタミンCや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンCはみかんの2倍も含まれ、7~8粒ほどで1日の所要量を摂ることができます。そのほかに血を作るために必要な栄養素である葉酸も豊富です。また、苺の赤い色に含まれるアントシアニンは、目の健康やがん予防にも効果が期待されるポリフェノールの一種です。
品種によって含まれる栄養成分には差がありますので、健康効果については詳しく調べて確認しましょう。
Useful Information
「いちご」のお役立ち情報
苺をより美味しく味わっていただくための
基本情報をまとめました。
おいしい苺の選び方
おいしいイチゴを選ぶ5つのポイントをご紹介します。
- 色が鮮やかで表面につやのあるものを選ぶ。
- へたのところまで色づいているものを選び、色むらが目立つものは避ける。
- へたが新鮮で緑色が濃いものを選ぶ。
- 香りが良く、芳醇なものを選ぶ。
- 包装の状態を確認し、傷みや汚れのないものを選ぶ。
苺は生産地や品種によっても味や香りが異なるため、自分が好みの品種や生産地を探してみるのも良いでしょう。
食べ頃と食べ方
苺は収穫後すぐに鮮度が落ち始めるため、できるだけ早く食べましょう。
生の苺はヘタのついた状態で水洗いします。ヘタを取ってから洗うと、栄養分やおいしさが流れてしまい味が落ちるので、注意しましょう。無農薬で採りたてであれば、水洗いせず食べられます。
また、苺は先端とヘタの近くで甘みに差があります。先端のほうが甘いので、ヘタの側から食べていくと、甘みをしっかり味わうことができて、おすすめです。
保存方法
苺をすぐに食べることができない場合は、冷蔵または冷蔵で保存します。おいしく保存するためには、適切な保存方法が大切です。それぞれの保存方法での注意点をお伝えします。
冷蔵庫での保存
短期間の保存であれば冷蔵が良いでしょう。苺は外皮が柔らかいので洗うと水分を吸収して傷がつきやすく、腐りやすくなってしまいます。洗わずにビニール袋などに入れて乾燥しないように保存し、できるだけ早く食べ切りましょう。
冷凍して保存
保存期間を長くしたい場合は冷凍で保存します。苺を洗い軸を取り除いて水気を拭きとった後、ラップに包むかフリーザーバッグなどに入れて凍らせます。半解凍でシャーベットのように楽しんだり、ジャムなどに加工して楽しめます。1ヶ月を目安に使い切りましょう。
苺のレシピ〜美味しいアレンジ
苺は新鮮なものを生で召し上がっていただくのがおすすめですが、他の食材と組み合わせたり調理したりすることで、違った味わいや新しい食べ方を発見できます。お好みで、いろいろなアレンジをお楽しみください。
乳製品と合わせる
苺は乳製品との相性がバツグン。定番の練乳がけや、生クリーム、ヨーグルトやチーズ、アイスクリームと合わせても美味しく味わえます。
加工する
ジャムやソースに加工すると長期保存ができ、パンに塗ったりスイーツメニューとしてアレンジしたり、いろいろな楽しみ方が広がります。
料理に使う
おすすめは苺のサラダ。グリーンサラダに苺を合わせ、ドレッシングに、ヨーグルトやハチミツを使ったサラダはヘルシーな一品としておすすめです。スイーツはもちろん、甘くないメニューにも、さまざまなアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Strawberry column
「いちご」コラム
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